アゴ先を適度にしゃくれされるメリット
顎を適度しゃくれされることでシャープな横顔のシルエットを作ることができます。
これは美しい横顔の基準であるEラインを作るうえでも重要なポイントです。
Eラインとは?
横顔で鼻先と顎先を直線で結んだラインのことです。
このラインに唇が当たらなければ美しい横顔のシルエットに当てはまります。
Eラインの条件は3つ
- 高い鼻
- 控えめな口元
- シャープな顎
この3つが揃っていないとEラインは完成しません。
実際に試してみるとわかりますが、いくら鼻が高くても顎が小さいとEラインはできません。Eラインを作るには、顎先を適度にしゃくれさせることが必要なのです。
とはいえ、下顎を前に出す「受け口」は問題外。下顎は定位置のままで顎先をしゃくれさる必要があります。
ではどうするのか?
顎先の筋肉を鍛える
顎先にはオトガイ筋という筋肉があります。
オトガイ筋は、下顎の中心部分に縦に走っている筋肉で、下唇を前方へ突き出すときなどに使います。顎のたるみを防ぐことでも知られている筋肉です。
下の動画の右側でオトガイ筋の動きを確認できます。
このオトガイ筋を鍛えることで、顎先を適度にふっくらさせることができます。
オトガイ筋の鍛え方
オトガイ筋は、下唇を前に突き出すことで鍛えることができます。
上の画像のように下唇だけを突き出すのです。
すると、顎先に梅干のようなシワができます。これがオトガイ筋を使っている状態です。
そして、突き出した下唇を元の位置にしっかり戻す。これで1回です。
この動作を1日30回3セットも行えば十分でしょう。毎日継続することが一番重要です。
注意点は、下唇を前に突き出すときに、下顎を一緒に突き出さないこと。下顎も突き出してしまうと、顎の横の筋肉(エラの部分)が鍛えられてしまい、顔がデカくなってしまいます。
慣れるまでは、左右のエラ部分に手を当てて、下顎が動かないようにロックするといいでしょう。
また、顎にシワができないようにするために、両手で皮膚を左右にかるく引っ張りながらやることをおすすめします。
より効果的な方法
オトガイ筋の動かし方が分かってきたら、顔を真上に向けて同じ方法をやってみてください。顔を上に向けることで、顎から首がつっぱた状態になり、下唇を突き出す際に付加がかかるようになります。
最後に顎先を指でほぐして終了です。
このときに、人差し指と親指で顎先の筋肉をつまんで、前方にひねり上げるようにマッサージするとより効果的です。力加減は弱めで行ってください。
一朝一夕で変化を感じることはできませんが、1ヶ月も続ければシャープで男らしい顎に近づくはずです。
顎先の筋トレQ&A
オトガイ筋を鍛えるとケツ顎になる?
ケツ顎とは、割れ気味の顎のことです。割れ顎ともいいます。
ケツ顎は骨格が関係していて、顎が割れない人はいくらオトガイ筋を鍛えてもケツ顎にはなりません。
しかし、もともと顎が割れ気味の人は、オトガイ筋を鍛えるとケツ顎が目立つようになります。もし、ケツ顎をあまり発達させたくない場合は、オトガイ筋のエクササイズはやらない方がいいでしょう。
また、顎の割れ目を指であまりいじらないこともケツ顎の予防には重要です。
ただ、人気俳優の竹野内豊や西島秀俊などは、ケツ顎ですが女性からの非常に人気があります。決して「ケツ顎=ブサイク」ではないことを頭に入れておきましょう。
顎先の梅干しシワをなくすには?
オトガイ筋を鍛えるときに顎に梅干しシワができますが、このシワが普段から出やすい人がいます。
梅干しシワができやすい人は、オトガイ筋を過度に緊張させている可能性があります。ちょっとした口に動きでもオトガイ筋に力が入ってしまうため、シワができてしまうのです。
これを改善する方法をいくつかご紹介します。
口輪筋を鍛える
口元には口輪筋(こうりんきん)という筋肉があります。ここを鍛えることでオトガイ筋への負担を減らすことができ、シワの改善につながります。
オトガイ筋のストレッチ方法
オトガイ筋のストレッチは梅干しシワの改善に有効です。
ストレッチのやり方は簡単です。
割り箸を前歯でくわえて、口角を外側に引き上げて笑顔を作るだけ。この状態を30秒キープしましょう。オトガイ筋のストレッチに加えて、頬を引き上げるエクササイズにもなります。
口呼吸を改善する
普段から口呼吸をしている場合は、鼻呼吸に改善しましょう。
口呼吸は、呼吸の際に下唇にわずかに力が加わります。これが梅干しシワにつながっている可能性があります。
この他にも口呼吸にはさまざまなデメリットがあるので、心当たりのある人はすぐにでも下記の方法を実践してみてください。
鼻呼吸にする方法は、舌を上に歯ぐきにつけるだけです。詳しいやり方は次のページにまとめてあります。