男の洗濯物が臭い理由
男の一人暮らしは洗濯物を溜め込みがちです。
中には1週間分の洗濯物を休日にまとめて洗うという人もいるでしょう。
しかし、これこそが洗っても臭いニオイが完全に落ちない理由なのです。
汚れた衣類を放置しておくと、汗や皮脂の汚れから雑菌が増殖し酸化します。この際にニオイが発生するのです。
皮脂の汚れは長時間放置されると固くなり、洗濯しても落ちにくくなります。それが繰り返されることによって、皮脂汚れが蓄積され雑菌が増殖しやすい環境を作ってしまうのです。
この点を知らなければ、体臭や加齢臭などをいくら対策しても洗濯物から良い匂いを出すことはできません。
洗濯物を臭くしないための3か条
洗濯物を臭くしないポイントは雑菌を増殖させないことです。
そのための3つの対策をご紹介します。
汗ばんだシャツやバスタオルなどを放置して臭くなっってしまった経験はありませんか?
衣類についた汚れ・汗・皮脂・角質などは雑菌のエサになります。雑菌を増殖させる一番の原因なので、汚れた洗濯物を長時間放置するのはやめましょう。
汗ばんだ衣類などはできる限りその日に洗濯してください。
時間がないときは?
汗ばんだ衣類を洗う時間がないときは、とりあえず水洗いをしておきましょう。
洗面所に水(お湯がベスト)を張って、汗が抜ける程度にもみ洗いします。その後ハンガーにかけて干しておきます。
その後、時間があるときに他の洗濯物とまとめて洗いましょう。
汗ばんだ衣類をそのまま洗濯機に放り込んで放置するのは絶対にNGです。
洗剤の種類は大きく分けて3種類あります。
弱アルカリ性洗剤
箱に入っている昔ながらの粉洗剤。
皮脂の汚れなどは酸性なので、これをしっかり落とすには弱アルカリ性の洗剤が適しています。
中性洗剤
近年シェアを伸ばしている液体洗剤。
弱アルカリ性洗剤に比べて洗浄力は劣りますが、衣類の色落ちなどを抑えてくれます。
普段着洗いに適しています。
おしゃれ着用洗剤
デリケートな衣類用の液体洗剤。
基本的な種類としては中性洗剤ですが、ニット素材などデリケートな衣類に適しています。洗浄力は低いので普段着用には不向き。
まとめると、汗っかきの人は箱の粉洗剤(弱アルカリ性)、汚れが少ない人は液体洗剤(中性)という感じです。
もちろん使い分けられればベストです。
洗濯物の生乾きは雑菌を増殖させます。
せっかく洗った洗濯物を乾かす段階で臭くしないために、生乾きを防止しましょう。
脱水が終わったらすぐに干します。
風通しの良い場所に干すか、扇風機の風を当てるようにしましょう。
カーテンレールに干すのはNGです。片面が生乾きになるからです。
また、衣類は天日干しにすると変色するおそれがあるため、日陰に干すことをおすすめします。
洗濯のポイント
洗濯のポイントをいくつか挙げておきます。
洗濯槽を満タンにしない
洗濯物を洗濯槽いっぱいにすると、汚れが落ちにくくなります。洗濯機の中で洗濯物同士が動かなくなるからです。1回で洗うベストな量は、洗濯槽の7〜8割の容量です。
また、少なすぎる場合は必ず水量を設定するようにしてください。
洗いは10分以下でOK
洗濯の工程は、洗い・すすぎ・脱水に分かれていますが、洗いは10分以下でOKです。2回洗ったり長時間洗っても洗浄効果は変わりません。
洗濯しても服が臭い場合の対処法
洗濯しても部分的に臭いニオイが取れない場合があります。酸化した皮脂汚れが繊維にこびりついているのです。
そういう場合は、除菌して復活させるか、キッパリとその衣服を捨ててしまいましょう。
除菌のやり方
酸素系漂白剤でつけ置きします。
漂白剤は酸素系と塩素系があり、酸素系であれば色物にも使えます。
たらい等に50℃以下のお湯(または水)を入れ、適量の酸素系漂白剤を溶かします。
臭い衣類を浸します。様子を見ながら30分ほどつけ置きしましょう。
失敗しないように小まめにチェックすることが大事です。
軽くすすいだ後、普通に洗濯すれば完了です。
白いシャツの首もとや脇などに黄ばみが出た場合も、この除菌方法で落とすことができます。
服を良い匂いにするには?
このページでは、衣類が臭くならないための洗濯方法をご紹介しましたが、
良い匂いにするためにはプラスαが必要です。
過ぎのページでは、そのプラスαについて詳しくお伝えします。